ハリス副大統領の夫エムホフ氏、初婚での不倫を認める 英紙報道受け
(CNN) 米大統領選の民主党候補に確定したハリス副大統領の夫、ダグ・エムホフ氏が前妻と結婚していた時期の不倫を英紙が報じたことを受け、エムホフ氏は3日、CNNへの声明で事実を認めた。
エムホフ氏は声明で、「最初の結婚では私の行動が原因でカースティン(前妻)との間がうまくいかなかった」と認めた。
これに先立ち、英大衆紙デイリー・メールは、エムホフ氏が当時、幼かった娘の担任教師と不倫関係になり、それが原因で離婚したと伝えていた。
エムホフ氏は2009年に前妻と離婚し、14年にハリス氏と再婚した。最初の結婚で生まれた2人の子どもはすでに成人している。
事情に詳しい関係者によると、エムホフ氏は再婚のずっと前から、ハリス氏に過去の不倫を知らせていた。ハリス氏が20年大統領選で民主党の副大統領候補になった時の審査過程で、バイデン大統領もこのことを聞いていたという。
不倫相手との関係は、エムホフ氏がハリス氏と交際を始める数年前に終わっていた。デイリー・メールは不倫相手の女性が妊娠したと報道。親しい友人の話として、女性は子どもを産まなかったと伝えた。
ハリス陣営の報道担当者はCNNの取材に対し、コメントを拒否した。
前妻のカースティン・エムホフ氏は3日の声明で「ダグと私は何年も前に、色々な理由で離婚を決めた。かれは子どもたちの良き父親で、今も私の良き友人。ダグとハリス氏、私が一緒に築いてきた、温かく協力的な家庭を大変誇らしく思っている」と述べた。