バイデン米大統領、ガザ停戦交渉を呼び掛け 国連総会の一般討論演説
(CNN) バイデン米大統領は24日、国連総会で一般討論演説を行い、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で起きているパレスチナ自治区ガザ地区での紛争により、イスラエルとパレスチナの双方の罪のない民間人が犠牲となり、苦しんでいると訴えた。
バイデン氏は、約11カ月前に起きたハマスによるイスラエルへの奇襲で死亡した多くの民間人や人質となった人々に言及。「私は人質の家族と面会した。私も彼らとともに悲しんだ。彼らは地獄を経験している」
バイデン氏はさらに「ガザの無実の民間人も地獄を経験している。人道支援活動をしている人たちを含む数千人が死亡した」と指摘。あまりに多くの家族が住む場所を追われ、テントで大勢が暮らし、切迫した人道状況に直面していると訴えた。
バイデン氏は、長引いている停戦交渉について、今こそ、当事者が条件をまとめ、人質を帰還させ、イスラエルとガザにハマスの手の及ばない治安を確保し、ガザの苦しみを緩和し、戦争を終わらせる時だと呼び掛けた。