トランプ氏、27日にゼレンスキー氏と会談へ
(CNN) 米国のトランプ前大統領は26日、ウクライナのゼレンスキー大統領と27日にニューヨークで会談する意向を表明した。
トランプ・タワーでの発言で明らかにした。ゼレンスキー氏の方から申し出があり、27日の午前9時45分前後にトランプ・タワーで会談を行うことになったという。
これより前、トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルに、ウクライナの副大使と自身の側近との非公式のやり取りとみられる内容を投稿していた。やり取りの中では、会談を求めるゼレンスキー氏からのメッセージを伝達することが要請されていた。
訪米中のゼレンスキー氏は、当初の予定より1日滞在を延ばして会談に臨む見通し。同氏の計画に詳しい情報筋が明らかにした。
ゼレンスキー氏は訪米前、米誌ニューヨーカーのインタビューに答え、トランプ氏について、「(ウクライナとロシアとの)戦争をどうやって止めるのか、実際には分かっていない。本人は分かっているつもりなのかもしれないが」との見解を示していた。
26日、トランプ氏は記者団に対し、予定されているゼレンスキー氏との会談を楽しみにしていると発言。ただゼレンスキー氏による評価に同意はしないとし、「私なら(ロシアの)プーチン大統領とゼレンスキー大統領との間で取り引きを成立させるのは可能だと考える。かなりのスピードで出来るだろう」と強調した。
一方で自身の計画の詳細に言及することは控え、終戦の手段としてウクライナは領土をロシアに割譲するべきだと思うかとの問いにも、明確な答えを避けた。