米大統領選、ジョージア州の新規則に無効の判断 郡選管の調査や手作業の集計義務付ける内容

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期日前投票が始まった翌日に投票所を訪れる米ジョージア州の有権者/Megan Varner/Reuters

期日前投票が始まった翌日に投票所を訪れる米ジョージア州の有権者/Megan Varner/Reuters

(CNN) 米南部ジョージア州で最近新たに導入された一連の選挙規則について、同州フルトン郡の裁判所が16日、「違法、違憲で無効」との判断を下した。

この中には、各郡の選挙管理委員会に対し、選挙結果を認定する前に「合理的な調査」を実施するよう義務付ける規則や、選管はすべての関連資料を調べることができるとする規則が含まれていた。

8月に共和党が多数派を占める州選管が導入を決めたのに対し、民主党からは、選管に結果認定を遅らせたり、拒否したりする権限を与えるとして懸念する声が出ていた。

判事は16日、これらの規則によって認定プロセスに不明確な手順が追加され、選管責任者らが非公式の資料を無制限に検討する裁量を認めることになると指摘した。

さらに、州内の各投票所に手作業の集計を義務付けた規則も無効とされた。この規則については、同州の別の裁判所が15日、差し止めを命じていた。

ジョージアは大統領選の行方を左右する激戦州のひとつ。2020年大統領選では、民主党のバイデン大統領が約1万票という小差で共和党のトランプ前大統領に勝利していた。

トランプ氏は8月、同州アトランタでの演説で、新規則の導入を率いた州選管の共和党委員3人を「透明性と公正さ、勝利のために闘う闘犬たち」と称賛していた。

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