解体工事中の橋が崩落、7人死傷 米ミシシッピ州 全土で進む老朽化
(CNN) 米ミシシッピ州中部で16日、解体中の橋が崩落する事故があり、作業員3人が死亡、4人が負傷した。
ミシシッピ州のテイト・リーブス知事は同日、X(旧ツイッター)への投稿で、この事故で複数がけがをして、少なくとも3人が死亡したことを確認。同州シンプソン郡の救急隊や、州および郡の緊急対策当局などが現場に出動していることを明らかにした。
シンプソン郡保安官事務所によると、現地時間の16日午後3時ごろ、橋が崩落したとの通報があり、警察官が現場に駆け付けたところ、建設作業員3人が死亡し、少なくとも3人が重傷を負っているのを発見した。
死亡した3人は身元が確認された。負傷した4人は近くの病院に運ばれた。
ミシシッピ州交通局によると、崩落したストロングリバー橋は、架け替え工事のため9月18日から通行止めになっていた。業者が橋の解体作業を行っていたところ、「工事現場の事故」のため崩落したという。
ストロングリバー橋が建設されたのは1935年。米土木学会の元代表がCNNに語ったところによると、ミシシッピ州の橋の中で劣悪な状態にあると診断された3%に含まれていた。
米国は全土で橋の老朽化が進んでいる。米道路交通建設業者協会によれば、米国の橋の約6.8%が劣悪な状態にあり、修理や改修が必要とされている。