ハリス氏とトランプ氏、支持率はほぼ互角 CNN調査
(CNN) 来月行われる米大統領選で、民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領の全米での支持率がほぼ互角であることがわかった。CNNが複数の最新の世論調査を分析した。
分析した世論調査の中にはABCニュースとイプソスが27日に発表したものも含まれる。ABCニュースとイプソスの世論調査ではハリス氏がわずかにリードしている。投票する可能性の高い有権者のうち、ハリス氏支持が51%、トランプ氏支持が47%だった。ハリス氏がわずかながらリードしている状況は他の世論調査の結果とは多少異なっているが、これは最近の大統領選での民主党候補の過去の実績に近く、民主党の中核となるグループからの支持を固めたことによる。
ABCニュースとイプソスの世論調査では、投票する可能性の高い黒人の有権者のうち90%がハリス氏を支持したほか、ヒスパニック系からの支持は64%だった。CNNや、ニューヨーク・タイムズ紙とシエナ大が発表した直近の世論調査では、こうした有権者からのハリス氏への支持はもっと低かった。ABCニュースとイプソスの世論調査はまた、ハリス氏を支持する有権者の方が投票に行く可能性が高いことが示された。登録有権者の支持率はハリス氏が49%、トランプ氏が47%と僅差(きんさ)となっている。
CNNが分析した世論調査によれば、全体的な支持率はハリス氏が48%、トランプ氏が47%だった。以前の世論調査の平均ではハリス氏の支持は49%、トランプ氏の支持は47%だった。