恋人をスーツケースに閉じ込め殺害、女に有罪判決 米フロリダ州

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弁護人と話すサラ・ブーン被告=25日、米フロリダ州オーランド/Ricardo Ramirez Buxeda/Orlando Sentinel/Pool/AP

弁護人と話すサラ・ブーン被告=25日、米フロリダ州オーランド/Ricardo Ramirez Buxeda/Orlando Sentinel/Pool/AP

(CNN) 米フロリダ州在住の女(47)が25日、2020年に恋人をスーツケースに閉じ込めて死亡させたとして、第2級殺人の罪で有罪判決を受けた。

裁判所の記録によると、サラ・ブーン被告は当局に対し、かくれんぼの最中に恋人がスーツケースに入り込んで死亡したと話した。ふたりはオレンジ郡ウィンターパークのアパートでワインを飲みながらパズルをしていた。

保安官事務所の宣誓供述書によると、ふたりはゲームの一環としてスーツケースに入ったら「面白いだろう」と思いついた。

ブーン被告がホルヘ・トーレスさん(42)を青色のスーツケースに閉じ込めたとき、指が2本出ていたため、被告はトーレスさんがスーツケースを開けられると思ったという。

宣誓供述書によると、被告はトーレスさんもスーツケースから出て一緒に寝るだろうと思い、2階の寝室で寝ていたが、目が覚めてからスーツケースの中で息をしていないトーレスさんを発見した。

裁判で提出された証拠にはブーン被告の携帯電話から見つかった動画が含まれていた。州検察は、動画の中でトーレスさんは、息ができないため、スーツケースからだしてほしいと必死に訴えていたにもかかわらず、ブーン被告は笑いながら何度も拒否していたと述べた。

ブーン被告はトーレスさんが自分を裏切ったりあざけったりしたからこうなったと応じていたという。

動画にはトーレスさんがスーツケースを押して出ようとしている様子も映っていた。

CNNの提携局WFTVが報じたところによると、ブーン被告の弁護側は裁判で、被告が「被虐待配偶者症候群」を患い、命の危険を感じていたと主張した。また、被告はトーレスさんがスーツケースから出られると思っていたとも証言した。

CNNの提携局WESHによると、被告は自身を弁護するため、約5時間にわたり証言を行った。

ブーン被告の量刑は12月2日に言い渡される予定。

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