米軍、シリアのISIS拠点攻撃 最大35人殺害と発表

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米中央軍がシリア国内のISIS拠点に対し一連の攻撃を実施し最大35名の工作員を殺害したと発表/Daniel Slim/AFP/Getty Images

米中央軍がシリア国内のISIS拠点に対し一連の攻撃を実施し最大35名の工作員を殺害したと発表/Daniel Slim/AFP/Getty Images

(CNN) 米中央軍は30日、シリアで28日に過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の拠点を攻撃し、最大35人の工作員を殺害したと発表した。

中央軍の発表によると、今回の攻撃はシリア砂漠にあるISISの複数の拠点を狙い、ISISの複数の幹部を標的とした。

殺害した工作員35人の中に標的とした幹部が含まれるのかどうかは明らかにしていない。民間人が死傷した「形跡はない」としている。

米軍は中東でISIS掃討作戦を強化している様子だ。これについて米国防総省のサブリナ・シン報道官は今月、中東でのISIS再編を意味するのかと質問され、ISISの勢力は「世界のほかの地域に広がっている」としながらも、それは復興という意味ではないと強調し、ただ「依然として脅威であり続けている」と述べた。

数日前には米軍とイラク軍がイラクのアンバル県でISIS工作員に対する作戦を実行。その2日前にはイラク中部のISIS拠点を急襲して工作員少なくとも7人を殺害し、米兵2人が負傷した。

イラク治安部隊は今月に入り、ISISの幹部1人を含むメンバー4人を殺害した。8月には米イラクの合同作戦でISIS幹部4人を含む14人を殺害していた。

これに先立ちイラクは「最近の展開」を理由に、イラク駐留米軍の撤退を延期すると発表した。イラクでは米兵約2500人がイラク軍の助言や支援を行っている。

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