米軍、イラクでISISに急襲作戦 戦闘員15人を殺害
(CNN) 米軍が中東イラクで過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)に対する急襲作戦を実施し、戦闘員15人を殺害したことが2日までにわかった。米軍側には7人の負傷者が出た。国防当局者3人が明らかにした。
8月29日に行われた急襲作戦では、要員5人が作戦中の負傷し、1人はさらなる治療のために避難した。要員2人は作戦中に落下によって負傷し、このうちの1人はさらなる治療のため戦闘地域からの離脱を余儀なくされたという。
負傷者の容体は全員安定している。
イラク軍によれば、未明に実施された急襲作戦の前には、数カ月にわたる情報収集が行われた。イラク軍によれば、ISISはイラク西部の4カ所で発見され、急襲作戦では空挺(くうてい)部隊が派遣された。
米中央軍は声明で、ISISの戦闘員15人を殺害し、戦闘員は複数の兵器や手りゅう弾、「自爆」ベルトなどで武装していたと明らかにした。一方、イラク軍はISISの潜伏場所の捜索後にISIの戦闘員14人が死亡したとしている。
イラク軍によれば、現場から逃走を図った戦闘員とみられる人物2人を阻止した。捜査によって、この2人は保有していた重要な書類などを移送しようとしていたことが判明した。
米中央軍によれば、民間人が死傷した様子はないという。