2006年のレイプ事件、被害主張者が虚偽だったと認める 米

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06年のレイプ事件、被害者が虚偽証言認める 米

(CNN) 2006年、米デューク大学ラクロス部の選手3人からレイプされたと訴えた元ダンサーが、実際に起きたことについて嘘(うそ)をついていたことを認めた。ポッドキャスト番組のインタビューで明らかにした。

告発当時は全米から怒りの声が上がった。被害を主張したクリスタル・マンガム受刑者はその後、13年にボーイフレンドを刺殺したとして第2級殺人で有罪判決を受け、服役中。インタビューは同受刑者が服役するノースカロライナ州北部にある女子用の更正施設で行われた。

マンガム受刑者は「私は彼ら(ラクロス部の3選手)に対して虚偽の証言をした。彼らからレイプされたと言ったが、彼らはやっていない。偽証したのは間違いで、私を信じた多くの人たちを裏切った」と述べた。

その上で「事実と異なる話を捏造(ねつぞう)したのは、人々に評価されたかったから。神からの評価は望んでいなかった」と振り返った。

加害者とされた3人については愛情を持っているとし、彼らは不当な扱いを受けたと認めた。自分のことを許して欲しいとも言い添えた。

デューク大の学生新聞は大学や学長、当時の男子ラクロス部のヘッドコーチにコメントを求めたが返答はなかった。当該の選手らからもコメントは伝えられていない。

06年、3選手はパーティーで性的暴行を受けたとするマンガム受刑者の告発後に逮捕された。

事件はメディアの広範な注目を集め、ラクロス部は同年のシーズンの活動停止と監督の辞任に追い込まれた。

07年4月には当時の州司法長官が事件を改めて精査し、3人の潔白を証明。起訴されるべきではなかったと明言した。

起訴の取り下げから間もなく、デューク大と3選手は非公開の和解に達した。

同大が本部を置くダーラム市は3選手による訴訟を巡って14年に和解した。和解の条件の一部として、同市はノースカロライナ州の冤罪(えんざい)調査委員会に5万ドル(約770万円)支払うことで合意した。

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