トランプ氏、CIA副長官にケネディ氏の義理の娘の起用検討

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トランプ氏がCIA副長官への指名を検討中だというA・F・ケネディ氏/Tristar Media/Getty Images

トランプ氏がCIA副長官への指名を検討中だというA・F・ケネディ氏/Tristar Media/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ次期大統領は、自身の政権の要職にケネディ家から2人目の人材を起用しようと考えている。保健福祉省長官に指名されたロバート・ケネディ・ジュニア氏の義理の娘、アマリリス・フォックス・ケネディ氏だ。

事情に詳しい複数の情報筋がCNNに明らかにしたところによると、トランプ氏はフォックス・ケネディ氏を中央情報局(CIA)副長官に起用しようか検討中。CIA長官には元国家情報長官のジョン・ラトクリフ氏が指名されている。

フォックス・ケネディ氏は、ロバート・ケネディ・ジュニア氏の大統領選での選挙陣営を統括していた。トランプ氏は既に、CIA副長官の職位について本人に打診しているという。事情に詳しいある情報筋が明らかにした。

CNNはラトクリフ氏が12日にフォックス・ケネディ氏と面会したことを把握している。

フォックス・ケネディ氏は同日、X(旧ツイッター)への投稿で、「CIAの中核的な任務は、米国民の代表である米国大統領を最大限の情報で武装すること」と明言。「局が持つ表に出ない卓越性をどうやって取り戻すか、我々は正確に理解している。これは早急に達成可能であり、国内政治の干渉や犯罪となる権力の乱用、検閲、米国市民に対する宣伝工作を排除しつつ進めていく」と述べた。

CIA副長官の職位は上院での承認を必要としないが、フォックス・ケネディ氏はトランプ氏の支持者、トム・コットン上院議員(アーカンソー州選出)からの強い反対に直面している。コットン氏はトランプ氏と非公開で言葉を交わし、フォックス・ケネディ氏をCIA副長官に指名しないよう強く求めた。事情に詳しい人物がCNNに明らかにした。

コットン氏は次の連邦議会の上院情報委員会で委員長を務めることになる人物。CNNはコットン氏の事務所にコメントを求めた。

ロバート・ケネディ・ジュニア氏は長年、自身のおじに当たるケネディ元大統領の暗殺にCIAが関与したと示唆。昨年はラジオのインタビューで、それを裏付ける「圧倒的な証拠がある」と語っていた。

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