米連邦政府職員21人が辞任、「政府効率化」の取り組みに抗議

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(CNN) 米デジタルサービス局(USDS)の職員21人が25日に一斉に辞任したことがわかった。今回の一斉退職は政府効率化省(DOGE)の取り組みに抗議するためのものとみられている。事情に詳しい連邦政府職員が明らかにした。

情報筋によれば、退職したのは最も熟練した人材で、多くが最優先の案件を処理していた。そうした人たちのなかにはエンジニアやデザイナー、データサイエンティスト、プロジェクトマネジャーらが含まれるという。

USDSはDOGEとして再編された組織。今回退職した人たちはUSDSで働いていた。

情報筋は、退職した人たちはDOGEに参加したくなかったとし、今回の一斉退職は抗議としてのものだったとの見方を示した。

25日にはDOGEが主導するスタッフ会議が初めて開催された。情報筋によれば、そのメッセージは、ここ数日間が非常に厳しいものだったと認め、心機一転を狙うものだったという。だが、情報筋によれば、これがうまくいかなかったため、「救うためにできることはないか、何をすべきか」という話し合いが始まったという。

情報筋によれば、一斉退職の決定は25日に行われた。

AP通信が今回の退職について最初に報じた。退職届では、「我々は技術者としてのスキルを政府の中核システムに侵入したり、米国民の機密情報を危険にさらしたり、重要な公共サービスを解体したりするために使うことはない」とし、「DOGEの措置を実行したり正当化したりするために我々の専門知識を貸すことはない」としている。

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