はしか流行の米テキサス州、子ども1人が死亡 米で2015年以来の死者

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米テキサス州ではしか流行、子ども1人が死亡

(CNN) はしかが流行している米テキサス州西部ラボック市は26日、学齢期の子ども1人が死亡したと発表した。米国ではしかによる死者が出たのは、2015年にワシントン州で女性1人が死亡して以来だった。

市の26日の記者会見によると、死亡した子どもはワクチン未接種で、ラボック市内の病院に入院していた。子どもの年齢や基礎疾患があったかどうかなどについては明らかにしていない。

テキサス州保険当局の25日の発表によると、同州西部で報告された症例は124例となり、先週後半から34例増加。大半を5~17歳の子どもが占めている。

今回の流行でこれまでに入院した18人は、全員がワクチンを接種していなかった。

テキサス州西部で確認された症例は、流行が発生したゲインズ郡の患者が80人を占めているが、それ以外の8郡にも感染が広がっている。大部分はワクチン未接種か接種状況が不明で、ワクチンを接種していた患者は5人だった。

ゲインズ郡ははしか・おたふく風邪・風疹(MMR)ワクチンの接種率が特に低く、23年度から24年度の新入園児はほぼ5人に1人が未接種だった。流行が発生している州内の他の郡でも、米保険福祉省が定める接種率95%の目標を下回っている。

ドナルド・トランプ大統領が指名したロバート・ケネディ・ジュニア保健福祉省(HHS)長官は26日の閣議で、はしかのために2人が死亡したと発言した。しかしテキサス州の当局者は同日午後、死者は1人のみと指摘。ニューメキシコ州当局者も、同州ではしかによる死者は報告されていないことを確認した。

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