トランプ氏、プーチン氏に「やめろ!」 キーウ攻撃受け
(CNN) トランプ米大統領は24日、ロシアが同日未明にウクライナの首都キーウを攻撃したことに不快感を示し、ロシアのプーチン大統領を名指しして攻撃を止めるよう求めた。
トランプ氏は自身のSNSに「キーウへのロシアの攻撃には不満だ」「不要で、タイミングが非常に悪い。ウラジーミル、やめろ!週に5000人の兵士が死んでいる。和平合意を成立させよう!」と書き込んだ。
米国はウクライナとロシアに提案した和平案に、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナのクリミア半島の支配権をロシアに譲ることを盛り込んでいる。トランプ氏は23日に、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国の和平案に同意しないことで戦争を長引かせていると非難していた。
トランプ氏はこれまでゼレンスキー氏を繰り返しおとしめており、23日にはプーチン氏よりもゼレンスキー氏との交渉の方がこれまでのところ難しいと語っていた。
ロシアによる24日の攻撃は、キーウを標的としたものとしては過去9カ月で死者数が最も多いものとなった。ウクライナ検察庁によると、少なくとも8人が死亡した。南アフリカを訪問していたゼレンスキー氏は、今回のロシアの攻撃は米国の和平案をめぐって米国に「圧力をかける」のが狙いだとの見方を示した。