トランプ氏、中国への不満募らせる 自身が始めた貿易戦争長引くにつれ
(CNN) トランプ米大統領は24日、自ら始めた貿易戦争が続く中、中国への不満をあらわにした。
同氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、中国が関税を理由にボーイング機納入の受け入れを停止し、同機を米国に返送していると怒りをぶつけた。
「中国が購入を約束したにもかかわらず美しく仕上げられた航空機を受け取らないのであれば、ボーイングはそれを理由に中国を債務不履行にすべきだ。これは、中国が長年にわたり米国に行ってきたことのほんの一例に過ぎない」(トランプ氏)
トランプ氏はまた、当初中国に対して関税を課した理由の一つを改めて強調。フェンタニルの米国への流入に中国が関与していると非難した。
同氏はこの前日、政権が貿易に関する中国との直接協議を「毎日」「積極的に」行っていると述べたが、CNNは中国の高官2人が会合のため米ワシントンに23日から24日にかけて滞在しているものの、トランプ氏の側近と面会する予定はないと報じている。