トランプ氏、ゼレンスキー氏は「以前より冷静」 バチカンでの協議受け

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大統領専用機に乗り込む前のトランプ米大統領=27日、ニュージャージー州モリスタウン/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

大統領専用機に乗り込む前のトランプ米大統領=27日、ニュージャージー州モリスタウン/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) バチカンで週末に行われたウクライナのゼレンスキー大統領との会談を受け、トランプ米大統領は27日、ゼレンスキー氏が「以前より冷静」になり、和平合意への関心が高まっていると述べた。

トランプ氏は会談について「素晴らしい」ものだったと総評。15分間の会談でゼレンスキー氏から追加の武器供与の要請があったという。

トランプ氏は、ロシアのプーチン大統領がウクライナ首都キーウへミサイル攻撃を行ったことへの不満を改めて表明し、プーチン氏が戦争終結に本気かどうかは断言できないとの見方を示した。

「会談はうまくいったと思う。今後数日で何が起こるか見てみよう。おそらく多くのことが分かるだろう。ロシアのミサイルが飛来したことには非常に失望した」(トランプ氏)

ローマ教皇フランシスコの葬儀に出席するため訪れたバチカンで協議するトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領=26日/Ukrainian Presidential Press Office/AP
ローマ教皇フランシスコの葬儀に出席するため訪れたバチカンで協議するトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領=26日/Ukrainian Presidential Press Office/AP

会談では、クリミア半島の問題について手短に話し合われたという。米国の和平案に基づけば、米国はクリミア半島をロシア領として承認することになる。ゼレンスキー氏はこれを拒否している。

トランプ氏は、ゼレンスキー氏との関係が悪化したことは一度もなく、2月に放映された口論は小さな障害に過ぎないと述べ、「彼は以前より落ち着いているように見えるし、状況を理解していると思う。そして、合意を望んでいると思う」と語った。

一方でプーチン氏については戦争終結への決意を示す必要があると述べ、「攻撃をやめ、テーブルに着き、合意に署名してほしい」「合意には制約があると思う。署名して、履行し、ただ生活に戻ってほしい」と呼び掛けた。

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