米ディズニー元従業員に禁錮3年、不正アクセスでメニュー改ざん アレルギー情報書き換え

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米ディズニーの元従業員が、社内のサーバーに不正アクセスして飲食店のメニューを改ざんしたなどとして罪に問われ、禁錮3年の実刑判決が言い渡された/Gary Hershorn/Corbis News/Getty Images

米ディズニーの元従業員が、社内のサーバーに不正アクセスして飲食店のメニューを改ざんしたなどとして罪に問われ、禁錮3年の実刑判決が言い渡された/Gary Hershorn/Corbis News/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米ディズニーの元従業員が、社内のサーバーに不正アクセスして飲食店のメニューを改ざんし、アレルギー表示を書き換えたなどとして罪に問われ、連邦裁判所で禁錮3年の実刑判決を言い渡された。

判決を言い渡されたのはフロリダ州のマイケル・シュアー被告。ディズニーなどに対する約69万ドル(約9800万円)の損害賠償支払いも命じられた。同被告はコンピューター詐欺やなりすましなどの罪に問われ、1月に罪状を認めていた。

起訴状によると、シュアー被告はディズニーでメニュー作成担当マネジャーを務めていたが、不正行為を理由に昨年6月に解雇された。ディズニー勤務中は職務の一環として、ディズニーの飲食店の全メニューの作成と公開に使われる社内サーバーにアクセスしていた。

改ざんされたメニューは全て、飲食店に届く前にディズニーが発見して除去していた。

シュアー被告はメニュー作成用のサーバーに不正侵入を繰り返し、値段を書き換えたりひわいな言葉を書き加えたりしていたとされる。さらに、アレルギー情報を改ざんしてピーナツを使った料理をピーナツ不使用と書き換えるなど、「公衆の健康と安全を脅かした」として罪に問われた。

従業員が改ざんに気づいたのは、シュアー被告がメニューの文字フォントを変更したことがきっかけだった。大規模なフォント変更のためにシステムが作動しなくなり、ディズニーがバックアップからの復旧作業を行う間もメニュー作成用のアプリケーションが使用できなくなった。

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