放置されたトラックから14人の遺体 メキシコ東部

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メキシコ市(CNN)  メキシコ当局は14日までに、同国東部ベラクルス州とタマウリパス州の州境を走る高速道路付近で14人の遺体を積んだピックアップトラックが放置されているのを発見したと明らかにした。

州検察当局によると、遺体は11日夜に見つかり、翌12日には現場から運び出された。遺体発見後、治安部隊が周辺のパトロールを強化している。

この地域では、犯罪組織同士の縄張り争いが以前から続いていた。2011年9月には、同じベラクルス州のボカデルリオ市で、トラック2台に乗せられた35人の遺体を警察が発見。トラックはラッシュアワーの時間帯にもかかわらず、混雑した道路に放置されていた。

今年5月には北東部ヌエボレオン州で頭部などが切断された49人の遺体が見つかった。同国内相によれば、この事件も麻薬組織同士の抗争によるものだという。同国北部ではゴルフォ・カルテルとシナロア・カルテルが手を組み、麻薬組織セタスと激しい抗争を繰り広げていると内相は指摘する。

メキシコでは、カルデロン大統領が麻薬組織の取り締まりに軍を投入すると発表した06年12月以降、麻薬関連の犯罪で4万7500人以上が命を落としている。

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