リビア内相が辞任 治安対策で批判浴びる

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トリポリ(CNN) アブデルアル内相は26日に辞任した。リビアの国営通信が伝えた。内務省には最近、国内で相次いでいる暴力を巡り、厳しい批判が集中していた。

内相はこの日、キブ首相に辞表を提出した。

首都トリポリでは25日、少数派のイスラム神秘主義スーフィズムの礼拝所がイスラム過激派とみられるグループに襲われた。グループはブルドーザーで礼拝所を破壊したが、目撃者らによると、内務省の治安部隊はその場にいながら傍観していたという。

西部ズリタン、北部ミスラタでも最近、それぞれスーフィズムの礼拝所が破壊された。政権幹部らは同内相とジュワリ国防相の責任を追及。両氏が解任されるとのうわさも流れていた。国会では26日、首相や治安当局者らが召喚された。

トリポリでは19日にも車爆弾などの爆発が相次ぎ、2人が死亡。1年前のカダフィ政権崩壊以来、同市内の爆弾テロで死者が出たのは初めてだった。

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