統一教会の創始者、文鮮明氏が92歳で死去 韓国
(CNN) 大規模な合同結婚式などで知られる世界基督教統一心霊協会(統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が3日未明、肺炎に関連する合併症で死去した。92歳だった。
統一教会によると、文氏は8月に健康状態が悪化し、ソウル市内の病院の集中治療室に収容されていた。同氏の息子で後継者の文亨進氏はこの時の談話で、同氏が約10年前に米国で心臓手術を受けるなど、いくつもの健康問題を抱えつつ使命を果たしてきたと強調していた。
統一教会系の米紙ワシントン・タイムズも訃報を伝えた。マクデビット社長は記事の中で、同紙は文氏が愛した米国と自由な報道を体現していると述べた。
統一教会は世界各国に信者を持ち、ニューヨークなどでの大規模な合同結婚式で注目を集めてきた。1995年に韓国で挙げた式には36万組のカップルが参加したとされる。文氏は過去、米国で脱税罪により服役したことがあり、03~05年には英国への入国を禁止されていた。