シリアの死者、1週間で最悪の1600人に ユニセフ

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(CNN) 内戦状態が続くシリア各地で先週1週間の死者が少なくとも1600人に上った。国連児童基金(ユニセフ)が2日に明らかにした。1週間の犠牲者数としては、内戦状態に陥って以来、最悪だという。

ユニセフ報道官によると、アサド政権が1年半あまりにわたって反体制派の弾圧を続ける中、子どもを含む多数の市民らが犠牲になっている。

一方、同国の人権団体によれば、8月の1カ月間の死者は4937人に達した。

反体制派の「地域調整委員会」によると、衝突は9月に入っても収まる気配はなく、2日も各地で少なくとも144人が死亡した。この中には中部ハマ県で「虐殺」された35人も含まれるとしている。

国営シリア・アラブ通信はこれについて、同地で政府軍と「武装テロ集団」の衝突があったと伝えた。また、首都ダマスカスでは治安当局の建物付近で爆弾「テロ」があり、少なくとも4人が負傷したと報じている。

この攻撃は、離反兵でつくる反体制派「自由シリア軍」の部隊が実行したことを認めた。

反体制派はこれに先立つ1日、市民に対する空爆や砲撃を防ぐため、11日間に及んだ戦闘の末に、東部アブ・カマルにある空軍基地を占拠したと宣言した。しかし空爆に使われている基地のうち、残る2カ所は依然として政府軍が掌握しているという。

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