訪米中のスーチー氏、国務長官と会談 議会で勲章授与も
(CNN) ミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチー氏が17日から17日間の予定で米国を訪問している。19日には同氏に米議会の最高勲章「ゴールド・メダル」が授与される。
スーチー氏は18日、クリントン米国務長官と会談し、ワシントンのシンクタンク「平和研究所」で演説。「ミャンマー民主化の勢いを維持するのに米国の制裁をあてにしてはいけないと思う」と述べ、米政権による制裁緩和への支持を表明した。
スーチー氏は軍事政権による長年の自宅軟禁から2010年に解放され、今年4月の選挙で国会入りを果たした。ゴールド・メダルの受章は08年5月に発表されたが、当時は米国を訪れることができなかった。過去の受章者には、ジョージ・ワシントン米初代大統領や南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領、米歌手フランク・シナトラ氏の名前もある。
同氏は今年、軟禁解除後の初の外遊先としてタイを訪問。続いて欧州を訪れ、91年に贈られたノーベル平和賞の受賞演説を行った。