タリバーン批判で14歳少女銃撃は「そこにある危機への警鐘」 パキスタン外相
警察はマララさんを襲撃した実行犯を突き止めたとしているが、まだ逮捕には至っていない。ラバニ外相も、捜査に全力を挙げていると説明し、これまでに約100人が共謀の疑いで逮捕されたと明らかにした。
タリバーンは11日、「イスラム教とシャリア(イスラム法)への敵対を説く者は誰であれ、シャリアによって殺害されることを命じられる」との声明を出した。
マララさんは2011年、CNNのインタビューを受け、「私には教育を受ける権利がある。遊んだり、歌ったり、おしゃべりをし、市場に行き、発信する権利がある」と語り、女性への教育を制限しようとするタリバーンに対して、若者が立ち向かうように呼びかけていた。
こうした活動が評価され、昨年11月には同国が18歳未満の未成年を表彰する目的で新設した国家平和賞を受賞していた。