南ア鉱山会社、スト続行の労働者8100人を解雇
(CNN) 南アフリカの金生産大手ゴールド・フィールズは25日までに、ストライキ中の8100人の鉱山労働者を解雇すると発表した。
同社が所有するヨハネスブルク近郊のKDCイースト鉱山では、約1万5000人の労働者が8月以降、給与の引き上げを求めて断続的にストライキを行っていた。
今週に入り、多くの労働者が職場に戻ったものの、一部の労働者はストを続行し、会社から解雇を言い渡された。
同社は24時間以内(現地時間24日夕まで)であれば解雇通告への抗議を受け付けると発表。受付所では労働者が1キロメートルもの列をなして並んだ。
鉱業は南ア経済を代表する産業だが、最近は労働争議が頻発している。プラチナ生産大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)は今月、3週間に及ぶストに参加した従業員のうち懲戒委員会への出席を拒んだ約1万2000人を解雇した。
8月には英資源大手ロンミンのマリカナ鉱山でデモ隊と警官が衝突して34人が死亡する事件が起きている。