カナダ沖でM7.7の地震、北米沿岸やハワイに津波警報
(CNN) 米地質調査所(USGS)によると、カナダ西部のクイーンシャーロット諸島沖で現地時間の27日午後8時4分(日本時間28日午後0時4分)ごろ、マグニチュード(M)7.7の地震が発生した。
この地震を受けハワイにある太平洋津波警報センターは、津波警報を発令した。警報の対象地域は、震源付近のカナダ西部ブリティッシュコロンビア州と米アラスカ州の沿岸部などとなっている。
米ハワイ州は当初含まれていなかったが、同センターはその後、対象地域に追加した。また、深海で海流などの動きを探るセンサーが小規模の津波発生を観測したとも発表した。
USGSによると、震源はクイーンシャーロット諸島のマセットから南へ139キロ離れ、震源の深さは17.5キロ。USGSは、M7.7の地震後、M5.8を始めとするM4~5台の余震が多数発生したとも報告した。
マセットの住民は地震で窓ガラスが割れるなどの被害を報告している。ただ、ブリティッシュコロンビア州の緊急事態対策当局者は人的、物的被害が生まれたとの報告は現段階ではないと述べた。