マラウイ、同性愛禁止法を停止 撤廃案を採決へ
(CNN) 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)は6日までに、アフリカ南東部マラウイで同性愛を禁止する法律が停止されたと伝えた。同法を撤廃するかどうかについて、議会で採決が予定されているという。
AIが同国法相の話として伝えたところによると、採決までの間、同法に基づく逮捕や起訴はできなくなる。AIのアフリカ南部担当者は法律の停止を歓迎し、「性的指向や性自認に基づく差別と迫害をなくすための第一歩になることを願う」と述べた。
マラウイでは同性愛が犯罪行為とみなされ、刑法で最大14年の刑が定められている。2010年には男性同士で挙式したカップルが逮捕され、国際社会から非難の声が上がった。2人の男性はその後赦免された。
今年就任したバンダ大統領は国際社会との関係改善に向け、同性愛禁止法の見直しを約束していた。
アフリカでは大半の国で同性愛が非合法とされている。