韓国大統領選、野党勢力が候補一本化で合意

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ソウル(CNN) 12月に投票が行われる韓国大統領選で、野党候補2人が統一戦線を張り、最有力候補とされる与党・セヌリ党の公認候補、朴槿恵(パククネ)氏に対抗することになった。

最大野党・民主統合党によれば、同党の文在寅(ムンジェイン)候補と、無所属の安哲秀(アンチョルス)候補は6日、非公開の会談を行い、候補の一本化で合意したという。どちらが候補として残るかは未定だというが、今月25日には候補者登録(公示)が始まる。

北朝鮮に対しては3候補とも、現職の李明博(イミョンバク)大統領の強硬路線よりも融和的な政策を採ると見られている。また保守層に人気のある朴候補は、福祉政策に力を入れるとしている。もし当選すれば、韓国初の女性大統領となる。

朴候補は、1979年に暗殺された故朴正熙(パクチョンヒ)大統領の娘。朴大統領については、反体制派を抑圧した独裁者だと考える人もいれば、韓国の経済発展の立役者と評価する声もあり、国民の評価は分かれている。

安候補は、コンピューター用のアンチウイルスソフトの会社を創業した起業家で、財閥に対する厳しい批判で支持を集めてきた。また安氏は名門ソウル大学の教授であり、元医師でもある。

文候補は故盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の側近で、人権派弁護士として活動した経歴も持つ。1970年代には当時の朴大統領によって投獄されたこともある。

6日に世論調査機関リアルメーターが行った世論調査によれば、支持率でトップを走るのは朴候補(42.1%)だ。これに27.4%の安候補と24.1%の文候補が続いている。

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