米国、対ミャンマー輸入制裁の大半解除 オバマ氏訪問を前に

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ホワイトハウスの執務室でミャンマーの野党指導者アウンサンスーチー氏と会談するオバマ大統領=2012年9月、ホワイトハウス提供写真

ホワイトハウスの執務室でミャンマーの野党指導者アウンサンスーチー氏と会談するオバマ大統領=2012年9月、ホワイトハウス提供写真

(CNN) 米政府は16日、軍政時代のミャンマーに科していた同国製品の輸入禁止措置の大半を解除したと発表した。解除は約10年ぶりで、オバマ大統領が17日、ミャンマーを含む東南アジア諸国歴訪に出発する前に打ち出した。

米国務省と財務省は声明で、今回の解除はミャンマーの文民政権による改革政策を支持してさらなる進展を促し、同国と米国の経済界に新たなビジネスの機会を与えるのが目的と説明した。

米政府は既にミャンマーに対する投資規制などを解除し、同国との関係正常化を加速させている。

ただ、今回の解除の対象にはヒスイやルビーは含まれていない。国営企業が握るルビーなどの採取の作業では、過去に人権侵害行為が指摘されていた。

国務省などの声明はまた、ミャンマー国内で起きている変革を評価しながらも、汚職、収監が依然続く政治犯、北朝鮮と続く軍事関係や少数民族問題への懸念も付け加えた。

オバマ氏はミャンマーでテインセイン大統領と首脳会談を行う予定。現職の米大統領によるミャンマー訪問は初めて。オバマ氏の来訪を前にミャンマーのテインセイン大統領は15日、服役中の外国人を含む受刑者計452人に恩赦を与えていた。

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