ムンバイ同時テロ実行犯、最後の1人の死刑執行 インド

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ニューデリー(CNN) インドは21日、2008年に起きたムンバイ同時テロの実行犯、モハメド・アジマル・カサブ死刑囚の死刑を執行した。実行犯10人のうち9人は治安部隊に殺害されていた。

インド内務省の報道官によると、カサブ死刑囚はマハラシュトラ州プネーの刑務所で絞首刑となった。同国で死刑が執行されたのは、04年に強姦殺人犯が処刑されてから初めて。

ムンバイ同時テロではホテルや鉄道駅などが標的となり、少なくとも160人の死者が出た。カサブ死刑囚は銃を持つ姿が現場の写真に写っていた。10年にムンバイの裁判所で死刑を言い渡され、上訴したものの今年8月に最高裁で刑が確定。さらに減刑を申請したが、ムカジー大統領が今月、これを却下していた。死刑執行には最大野党インド人民党も支持を表明していた。

インド当局は、パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」が事件を首謀したとの見方を示している。同死刑囚もかつて、ラシュカレトイバの訓練を受けたとされる。

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