つわりで入院のキャサリン妃が退院、王子に付き添われ笑顔
ロンドン(CNN) 重いつわりのためロンドン市内の病院に入院していた英ウィリアム王子の妻キャサリン妃が6日午前、3日ぶりに退院した。
ウィリアム王子に付き添われて病院の玄関に姿を見せたキャサリン妃は、黄色いバラの花束を手に笑顔を見せ、車に乗り込んだ。王室によると、ケンジントン宮殿でしばらく休養する予定だという。
キャサリン妃は強い吐き気などを伴うつわりの症状を訴えて3日に入院し、予定よりも早く妊娠が発表された。病院前では同日以来、大勢の報道陣が徹夜で張り込んでいた。
チャールズ皇太子は記者団に対し、「この年でおじいちゃんになるのは素晴らしいことだ」「息子の妻が良くなってくれてうれしい」とコメントした。キャサリン妃の妊娠について、皇太子が公の場で発言するのは初めて。
オーストラリアのラジオ局のDJが、エリザベス女王とチャールズ皇太子になりすまして病院に電話した騒ぎについては、「私がラジオ局の人間ではないとなぜ分かる?」と冗談を言って笑わせた。
生まれる子どもの王位継承順位は、性別にかかわらず、チャールズ皇太子とウィリアム王子に次ぐ3位となる。内閣府によると、女子よりも男子を優先してきた伝統を廃止するための改正継承法は、既に事実上、施行されているという。