マリ軍などが中部の要衝都市奪還、軍事介入の仏に重要戦果
マリ・バマコ(CNN) アフリカ西部のマリ紛争でフランス政府高官筋は19日までに、仏とマリ軍部隊が18日、同国中部の要衝コンナ市を掌握したと述べた。約1週間前に軍事介入し、空爆から地上戦への戦線拡大に踏み切った仏軍にとっては重要な戦果となる。
同市攻略をめぐる戦闘は、両国軍と国際テロ組織アルカイダ系武装勢力との全面衝突の最前線ともなっていた。
北部を制圧した武装勢力は1月10日にコンナを陥落させ、首都バマコへ南進する構えを見せていた。仏軍が空爆を開始し、重火器などを投入すると共に武装勢力はコンナからいったん退却するもののゲリラ戦を仕掛けていた。
マリの旧宗主国であるフランスのオランド大統領は今回の軍事介入について、マリ国内で拠点を築くテロ組織を壊滅させる作戦と打ち出していた。