マララさんの手術成功、家族らと会話も 英病院

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CNNの取材に答えるマララさん=2011年

CNNの取材に答えるマララさん=2011年

ロンドン(CNN) パキスタンで女性が教育を受ける権利を主張してイスラム武装勢力タリバーンに銃撃されたマララ・ユスフザイさん(15)が、英国の病院で手術を受け、順調に回復している。

マララさんは2日、英バーミンガムのクイーン・エリザベス病院で5時間にわたり、頭蓋骨(ずがいこつ)の修復と人工内耳埋め込みの手術を受けた。同病院は3日、「両手術とも成功し、担当チームは回復ぶりを大変うれしく思っている」とのコメントを発表した。

マララさんは目を覚まし、病院スタッフや家族と会話しているという。

銃撃を受けたのは昨年10月。至近距離から頭と首を撃たれて重体となった。パキスタンの病院では腫れた脳が圧迫されるのを防ぐため、頭蓋骨を手のひらほどの大きさだけ切り取る手術を実施した。銃撃から6日後に英国へ搬送され、同病院で治療を受けていた。

マララさんは先月いったん退院し、病院の近くで家族と暮らしながら療養を続けてきた。パキスタンで教師をしていた父親は現在、バーミンガムのパキスタン領事館に勤めている。

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