エジプト気球墜落の死者19人、政府が原因調査へ
(CNN) エジプト南部ルクソールで26日、外国人観光客らを乗せた熱気球が爆発を起こして墜落した事故の死者は19人に上った。同国政府が原因などの調査に乗り出している。
熱気球の事故としては、過去少なくとも20年の記録で最悪の規模となった。気球は日本人4人を含む外国人観光客19人と、操縦士を含むエジプト人2人が乗っていた。このうち操縦士と英国人観光客1人は負傷して病院へ運ばれた。
事故を受け、ルクソール県のサード知事はすべての熱気球の運行停止を指示した。政府報道官は、民間航空当局による調査委員会を設置すると発表した。
国営メディアによると、熱気球はガス爆発を起こしたとみられる。民間航空当局の責任者は、着陸直前に地上数メートルまで降下したところで爆発が起き、急上昇したとの見方を示した。乗客用のかごは4つに割れたという。
同責任者によると、運行していたスカイ・クルーズは認可を得た合法的な業者だった。