パキスタン南部カラチで爆弾テロ 死者40人以上
イスラマバード(CNN) パキスタン南部の港湾都市カラチで3日、大規模な爆弾テロがあり、当局によると少なくとも42人が死亡、145人が負傷した。
現場では捜索作業が続いている。地元当局幹部は4日未明、犠牲者の数がさらに増える恐れもあると述べた。
カラチ警察の幹部によると、イスラム教シーア派の住民が多い地区にある市場の近くで、駐車中の車に仕掛けられた150キロの爆発物が時限装置により爆発した。3日深夜の時点で犯行声明は出ていない。
パキスタンのアシュラフ首相とザルダリ大統領はそれぞれただちに、犯行を非難する声明を出した。
同国ではアフガニスタン国境に近い西部を中心に爆弾テロが続発し、先月はクエッタ郊外の市場での爆発で少なくとも89人が死亡した。
アラビア海に面した港湾都市カラチもテロとは決して無縁でなく、2010年2月にはシーア派教徒の乗る満員バスなどを狙った連続テロで18人の死者が出た。