スイス人強姦事件で男6人が出廷 インド
ニューデリー(CNN) インドで起きたスイス人旅行者に対する集団暴行事件で、強姦や窃盗などの罪に問われた男6人が18日、裁判所に出廷した。
警察によると、6人は先週、インド国内を自転車で旅行していた夫婦を襲って夫を暴行し、妻をレイプした疑いが持たれている。妻は4人の男にレイプされたと訴えており、残る2人は窃盗にかかわったとされる。次回は19日に出廷する。盗まれたノートパソコンや携帯電話、現金などの貴重品は回収されたという。
駐インド・スイス大使の発表によれば、被害者の夫婦は現在、首都ニューデリーで大使館に保護されている。当面はインドにとどまり、当局による捜査と加害者の確認に全面的に協力する意向を示しているという。
事件が起きたマディヤプラデシュ州では野党が抗議集会を開き、「法と秩序が崩壊している」と訴えて州内務相の辞任を要求した。
インドでは昨年12月にニューデリーで起きた集団強姦事件をきっかけに、女性を狙った犯罪の横行に抗議する声が強まっている。