靴に毒塗り女性殺害謀った男逮捕、恋慕のゆがみか 日本

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東京(CNN) 日本の静岡県の警察当局は30日までに、会社同僚の女性の靴に毒物「フッ化水素酸」を塗り、殺害を謀ったとして深沢辰次郎容疑者(40)を逮捕したと発表した。殺人未遂容疑を否認しているという。

同県御殿場の地元警察によると、事件は昨年12月に発生。女性は靴を履いて左足のつま先部分に壊疽(えそ)を起こし、5本の指先端の切断手術を強いられる被害を受けていた。

容疑者は女性に恋愛感情を抱いていたとみている。同警察幹部は、犯行の詳しい動機には触れなかった。

日本のメディアによると、女性と容疑者はカーボンメーカーの研究所に勤務。この種の研究所では社員らが室内に入る際、不純物質などの汚染を避けるため靴を脱ぐのが通常の規定になっているという。

警察は、容疑者が靴に毒物を塗った手口などの詳細は明らかにしていない。

米国医学図書館によると、人間がフッ化水素酸に触れた場合、即時の治療が必要となる。米疾病対策センター(CDC)は、この毒物で指先が負傷した場合、慢性的な痛み、骨や指内部の損傷をもたらすと説明している。

フッ化水素酸はプラスチックや電気製品、ガラスや金属のエッチングなどに使われている。

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