ルクソールの観光熱気球、運航再開 エジプト
(CNN) エジプト南部ルクソールで2月末に熱気球が墜落し、日本人を含む外国人旅行者ら19人が死亡した事故で、同国の民間航空省は、事故以降運航を停止していた熱気球観光を今月17日に再開すると発表した。
これまでの調査で、事故は熱気球に積まれていたガス容器が爆発したことが原因と見られている。
運航開始に当たっては、気球の検査が実施されるほか、業者に新たな規制も課せられる。操縦士らは危険な状況を想定したトレーニングを受ける必要がある。
事故を起こしたスカイクルーズ社については、調査が終わるまで運航が認められない。事故機と同じウルトラマジック社N425型の気球の飛行も認められないという。
一方、利用客は自己責任でフライトに参加することを理解している旨の念書へのサインが求められるという。
2月の事故は、気球事故としては過去20年間で最多の犠牲者が出た惨事となった。
ルクソールはエジプト有数の観光地で、ナイル川や古代の神殿を空から見る熱気球ツアーは、旅行情報サイトでもお勧めの旅として紹介されていた。