中国四川省で強い地震 死者数十人、さらに増加の恐れ
雅安市蘆山県は動物ジャイアントパンダの生息地と知られ、中国最大のパンダ研究センターもある。CCTVによると、同センターは震源から約40キロ離れたところに位置する。
中国のソーシャルメディア上には地震で建物に甚大な被害を受けた被災地の画像などが流れた。国営メディアによると、同省当局は成都市の空港で運航便を停止させ、高速鉄道の運行も止めた。震源周辺の被災地に救援隊も派遣した。
四川省では2008年、M8.0とされる大地震が発生、8万7000人以上が犠牲となった。CCTVは、20日の地震による被害は08年の地震ほど甚大ではないともみられるとの住民らの証言を伝えた。
成都市の学校生徒は地震で寮の建物が揺れ始めた時、驚いた多くの級友らがパジャマ姿などで外に飛び出したと証言した。