死者123人、負傷者千人超に バングラデシュのビル倒壊
バングラデシュ・ダッカ(CNN) バングラデシュの首都ダッカ郊外で24日に起きた8階建てのビル倒壊事故で、当局者は25日までに、少なくとも123人が死亡、1000人以上が負傷したと明らかにした。
現場には軍や消防、警察が出動し、捜索犬などを使ってがれきの下に閉じ込められた人を探し出す作業が24日深夜まで続けられた。警察によると、生き埋めになっている人の数は把握できておらず、犠牲者がさらに増える可能性もある。
周辺には数千人が集まり、捜索作業を見守った。がれきの中から悲鳴を聞いたという男性は、救助隊が到着する前に助けようとしたが、近付くことができなかったと話している。
業界団体によれば、倒壊したビルでは縫製工場の従業員など約2500人が働いていたという。
同ビルは1階と2階がショッピングモール、3階にオフィスがあり、4階から7階が縫製工場、8階が食堂になっていた。また、隣にあった3階建てのビルも巻き込まれて倒壊した。