エジプトで米仏大使館の爆破テロ計画 軍施設も標的に
(CNN) エジプトの検察当局は、国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘され先週末に逮捕された3人の容疑者が、首都カイロの米国とフランスの大使館などの爆破を計画していたと明らかにした。国営中東通信(MENA)が15日、伝えた。
検察によれば、容疑者が米仏の大使館とシナイ半島にあるエジプト軍の関連施設を自動車爆弾で狙っていた証拠が見つかったという。また、3人のうち1人とイラクにいるアルカイダの幹部やシナイ半島で活動するアルカイダ関係者との関係を示す証拠も見つかったという。
エジプトの治安当局者からこの件について説明を受けたという人物は、仏大使館が標的になっていたことは聞いたものの、それ以外については聞いていないと語った。容疑者らは爆薬の材料である硝酸アンモニウム10キログラムを所持しており、逮捕時には襲撃実行の準備段階にあったとみられる。
在カイロ米国大使館はCNNに対して、テロ計画が報道されていることは知っていると述べたが、それ以上のコメントはしなかった。