世界に響く少女の声、タリバーンの銃撃乗り越えて マララさん
銃撃を受けたのは昨年10月、学校から帰るバスに乗っている時だった。覆面の男たちがバスを止め、マララさんを名指しして頭部と首を撃った。
パキスタン国内と英バーミンガムの病院で何度も手術を受けて回復し、今年3月からバーミンガムの女子高に通い始めた。スワート渓谷で学校を経営していた父親は現在、バーミンガムのパキスタン領事館に勤めている。
マララさんは4月、自身の名を冠した「マララ基金」で、故郷に住む女子40人の教育を実現すると発表。「40人から4000万人の教育に拡大しましょう」との呼びかけに応え、ジョリーさんは20万ドル(約1900万円)の寄付を表明した。
マララさんの名はノーベル平和賞や米誌タイム「2012年今年の人」の候補にも挙がった。父親はCNNとのインタビューで、「マララは世界中の人々の娘だ」と話した。
◇
CNNは、少女の権利向上を目指した特別編成を6月から開始しています。そのひとつが世界で高い評価を受けているドキュメンタリー映画「Girl Rising-少女たちの挑戦-」の日本での初放送です。この映画はマララさんのように、厳しい生活環境の中、夢を失わず、教育を求めて立ち上がる7カ国7人の少女たちを追った作品で、ナレーションをメリル・ストリープやケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイなど豪華俳優陣が担当しています。
CNNjでの放送日時
6月22日(土)22~24時
6月23日(日)10~12時ほか