アルカイダ系組織で内紛、衝突で最高幹部2人死亡 ソマリア

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(CNN) アフリカ東部ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力シャバブで内部抗争が発生し、最高幹部2人が殺害されたことが30日までにわかった。シャバブの報道担当者が明らかにした。

抗争に伴う銃撃戦は今年6月20日、ソマリア内の町で発生、イブラヒム・アフガニ、モアリム・ブルハン両幹部が死亡した。アフガニ幹部は米国務省がテロ関与で手配していた人物で、居場所特定などにつながる情報提供に最高で500万ドル(約4億9500万円)の報奨金を約束していた。

米国のオバマ政権当局者は、同幹部死亡の情報について信頼し得ると述べた。シャバブが組織の最高幹部の死亡を認めるのは初めて。

シャバブ内では、組織創設メンバーの1人であるアーメド・ゴダネ指導者らに忠誠を誓う一派と、外国人の聖戦主義者らを支える少数勢力が対立。内紛の激化は約1カ月前、少数勢力の構成員が指導者派とみられるメンバーに飲食店で襲われたことで表面化していた。

アフガニ、ブルハン両幹部は少数派に属している。

指導者派は組織内部の抗争を否定し、分裂を伝える地元メディアを非難している。

シャバブの報道担当者は29日、両幹部はシャバブ戦闘員が外国人聖戦主義者を擁護したとして2人を逮捕しようとした時に殺されたと述べた。ただ、殺害を最初から狙った行動ではなかったとも主張した。

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