オバマ米大統領、南アでマンデラ氏の家族らと面会
(CNN) アフリカ歴訪中のオバマ米大統領は29日、南アフリカ・ヨハネスブルグ市内で、危篤状態に陥っているマンデラ元南ア大統領(94)の家族と面会した。
米ホワイトハウスによると、オバマ大統領夫妻はマンデラ氏の病状や家族の意向に配慮して同氏の見舞いを断念。マンデラ氏の娘2人、孫8人と面会し、同氏の平安を祈るとともに家族全員への励ましの言葉を贈ったという。
オバマ大統領はまた、病床に付き添っているグラサ・マシェル夫人と電話で会話した。マシェルさんは「大統領一家からの励ましに力づけられた。そのメッセージを夫にも伝えました」と語った。
南アのズマ大統領によると、マンデラ氏の容体は重篤だが安定している。入院先の病院前には回復を願って多数の市民が集まっている。
オバマ大統領は最初の訪問国セネガルを経て同国に到着。この日は首都プレトリアでズマ大統領と会談し、両国間の貿易促進などについて協議したほか、ヨハネスブルグ近郊の旧黒人居住区ソウェトで市民との対話集会を開いた。さらにマンデラ氏が収監されていた刑務所などを訪問し、週明けには3カ国目のタンザニアへ移動する。