アルカイダ系元指導者、米国で7度買春 FBI報告書
(CNN) 中東イエメンなどを拠点にするイスラム過激派「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)の米国生まれの元指導者アンワル・アウラキ師が2001年9月の米同時多発テロ発生時に住んでいた首都ワシントン郊外で少なくとも7度買春していたことが4日までにわかった。
同師は米同時テロ後も首都郊外に数カ月間居住。この間、米連邦捜査局(FBI)要員は監視を続け、元指導者が計2320ドルを売春婦に費やし、最高で400ドルを払ったことなどを突き止めていた。常に現金で支払っていたという。
これら事実は、米の司法監視団体「ジュディシャル・ウオッチ」が情報公開法に基づいて裁判所に公開請求したFBIの文書で明らかになった。
アウラキ元指導者の買春は以前報じられていたが、FBIは売春婦を聴取して、同師とのやりとりなどの情報を収集して報告書を作成。この情報を材料にアウラキ師の刑事立件も検討していた。
売春婦の1人はホテルで元指導者と02年2月4日に初めて接触。翌日にFBIの聴取を受け、アウラキ師は国際テロ組織アルカイダの元最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者と似ていたなどと説明していた。