北朝鮮で収監の米国人、インタビューで「帰国したい」と訴え

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北朝鮮で収監の米国人、「帰国したい」

(CNN) 昨年11月に北朝鮮で拘束され、15年の労働教化刑を言い渡されて収監中の韓国系米国人のペ・ジュンホ(米国名ケネス・ペ)さんが、拘束後初のインタビューで帰国を願う心情を語り、米当局に支援を求めた。

7分間の映像の中で、ペさんは「今月4日は父の70歳の誕生日。その日に間に合うよう、6月中に問題が解決することを願っていた」と述べ、米国の助けが必要だと強調した。自分はひとり息子だと訴え、「父のお祝いに駆けつけたい」と繰り返した。

北朝鮮の収監施設については脱北者から人権侵害などの実態が伝えられてきたが、インタビュー映像のペさんは冷暖房設備の整った静かな部屋に座り、落ち着いた表情で話している。

ペさんはキリスト教団体のメンバーとして北朝鮮に入ったが、「国家転覆」を図り住民らを扇動したとして羅先(ラソン)市で逮捕され、今年5月に有罪判決を受けた。本人は罪を認め、「弁護士は必要なかった」とも話している。

北朝鮮側は、ペさんを「(米国との)政治的交渉材料にはしない」と明言し、米国の要人訪問などによる解放には応じない姿勢を強調している。

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