旅客機が軍用ヘリコプターと衝突し墜落、米首都の空港近く
(CNN) 米首都ワシントン近郊で29日、レーガン・ナショナル空港近くを流れるポトマック川に旅客機1機が墜落した。滑走路に接近中、H60ヘリコプター1機と空中で衝突したとみられる。米連邦航空局(FAA)が声明で明らかにした。
旅客機はアメリカン航空と地域航空のPSA航空による共同運航便。同日にカンザス州のウィチタを出発していた。
FAAと国家運輸安全委員会(NTSB)が事故の調査を主導する。
FAAによれば声明の内容は初期段階の情報に基づくものであり今後変更される可能性がある。
墜落の報告を受け、首都警察は現在、他の機関と連携してポトマック川での捜索・救助活動を行っている。
首都警察と首都消防局の共同声明によれば、「現時点で死傷者は確認されていない」。警察がポトマック川上空での衝突事故について通報を受けたのは午後8時53分だったという。
米国防当局者2人は、米陸軍のH60ヘリコプター1機が29日、首都ワシントン近くで旅客機と衝突したと明らかにした。
アメリカン航空はCNNの取材に答え、空港へ接近中に衝突した機体には乗客60人、乗員4人が搭乗していたと述べた。
ホワイトハウスのレビット報道官は、トランプ大統領が事故について知らせを受けたことを確認した。FOXニュースの番組内での短いインタビューで明らかにした。現在連邦と地方、双方の法執行機関が連携し、救命活動に当たっているという。