米スターバックス、飲料とフードのメニュー30%削減へ
ニューヨーク(CNN) 米コーヒーチェーン大手スターバックスは、合理化や待ち時間の短縮を目的に、飲料とフードのメニューを大幅に削減する。
ブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)は28日の決算発表で、間もなく飲料とフードの両方を約30%削減すると説明した。具体的な時期は明らかにしていない。ニコル氏は以前から、メニューが複雑になりすぎた結果、行列が長くなっていると指摘していた。
スターバックスはオリーブオイルを組み合わせた飲料の販売を終了する一方で、エスプレッソをベースにした新しい飲料「コルタード」を発売し、ピスタチオ風味の飲料も復活させるなどしていた。
ニコル氏は、品ぞろえをスリム化すれば「文化的な瞬間に合わせて反応しやすくなる」と述べ、最近ヒットした抹茶ティーベースの飲料「ドバイ抹茶」を引き合いに出している。
スターバックスの決算は4四半期連続で減収減益が続く。ニコル氏は「まだ改善の余地はある」としながらも、「正しい道」を歩んでいるとの認識を示し、昨年9月に自身が就任して以来打ち出してきた一連の改革は、利用客から「好意的に受け止められている」と強調した。