米空軍のF35戦闘機が墜落、操縦士は無事脱出 アラスカ州
(CNN) 米アラスカ州のイールソン空軍基地で28日、訓練飛行中のF35戦闘機が墜落したが、操縦士は脱出して無事だった。
航空団の司令官が記者会見で語ったところによると、飛行中に故障が起き、着陸段階の機体が墜落した。
操縦士は墜落前に緊急事態を宣言していた。医療機関へ運ばれたが、容体は安定しているという。
同司令官は、空軍が再発防止に向けた徹底的な調査を実施すると述べた。
航空団は、現地時間の午後1時前に事故が起き、機体が損傷したことを確認した。
墜落前に急降下するF35戦闘機=28日、アラスカ州/From Social Media
基地の施設から撮影された動画には、機体が着陸装置を展開した状態で、旋回しながらほぼ垂直に墜落し、大きな炎が上がる場面が映っている。操縦士の脱出を示すパラシュートも見える。
米ロッキード・マーチン製のF35はステルス性能と戦闘能力で知られる米軍の主力機だが、近年トラブルが相次いでいる。昨年5月に起きた墜落事故では操縦士が重傷を負った。同10月には海兵隊で、操縦士が勝手に脱出した後、機体は自動操縦で11分間飛行を続けた末に墜落する事故があった。