アシアナ機が着陸と同時に炎上 2人死亡、60人安否不明 米サンフランシスコ空港
(CNN) 米サンフランシスコ国際空港で6日、ソウルから到着した韓国アシアナ航空214便のボーイング777型機が着陸に失敗して炎上した。消防当局者によると2人が死亡し、約60人の安否が不明。近隣の病院に少なくとも130人の負傷者が運ばれている。
アシアナ航空の報道担当者によると、事故機は乗客291人、乗員16人を乗せて6日に仁川空港を出発していた。乗客には中国人141人、韓国人77人、米国人61人が含まれていたとされる。
サンフランシスコ総合病院は、同病院に大人8人、子ども2人が収容され、全員が重体と発表した。このうち6人が女性、4人が男性だという。沿岸警備隊が別の病院に1人を搬送したとの情報もある。
現場からの映像は、機体から黒煙があがる模様を伝えている。胴体部分が地面についた状態で、尾翼が失われ、機体上部が焼失している。
管制との通信記録によると、同機から着陸時にトラブルが報告され、管制官が緊急車両を出動させると伝えていた。近くのホテルにいた目撃者はCNNに「破裂音の直後に機体の下側から大きな火の手が上がった」と話した。
事故当時、現場の天候は良好で、雲もほとんどなかった。
サンフランシスコ空港は一時閉鎖された。米国家運輸安全委員会(NTSB)のチームが原因調査のため現場へ派遣され、ボーイングも協力を表明した。NTSB当局者がCNNに語ったところによると、テロとの関連を示す情報はない。