乗員全員の生存絶望視、4遺体収容 インド潜水艦事故
ニューデリー(CNN) インド西部ムンバイで今月14日発生した同国海軍のロシア製ディーゼル潜水艦「シンドゥラクシャク」の爆発、炎上事故で、インド国防省当局は16日、事故発生時に艦内にいた乗組員18人が生存している可能性はほぼないとの見方を示した。
艦内や遺体の損傷の状況などを踏まえた判断となっている。18人のうち将校は3人で、残りが下士官。
17日には遺体4体を収容した。いずれも激しいやけどを被っており、身元は判明していない。海軍病院でDNA鑑定による身元確認作業を行う。
海軍の潜水士が過去2日間、閉じ込められた乗員の捜索作業を実施していたが、漏出した油や泥水などが艦内に漂って視界が悪く、難航している。
事故原因は依然不明。国防省によると、乗員全員の収容作業が完了するまで、船体の引き揚げは実施しない。同潜水艦は最近、ロシアでの全面改修作業を終えてインドに戻ったばかりだった。